・離婚準備
○離婚手続きについての法律知識を蓄える
離婚の際には、財産分与や慰謝料、養育費、親権等検討しなければならないことがたくさんあります。決め忘れることがないように、また有利な条件で手続きをしないためにもある程度法律知識を蓄えておくことが必要です。
○財産を把握する
あなたが家計の管理をしているなら、そこまで心配することはないですが、ご主人が家計を管理しているような場合には、一体預貯金がいくらあるのか、ローンはあるのか、不動産の名義は誰になっているのか等事前に把握しておいた方がいいでしょう。
○自由に使えるお金を確保しておく
離婚前の別居にともなう引越し費用や生活費、離婚直後の生活費等離婚には一定程度のお金が必要になります。あなたが専業主婦である場合は特に、ある程度事由につかえるお金を確保しておくことが必要でしょう。
○離婚時にもらえるお金を試算する
離婚をする際に受け取る可能性がある費用は慰謝料、財産分与、養育費、婚姻費用等です。
これらをどのタイミングでいくらもらえるか検討しておくことが必要です。
○離婚後の生活費を試算する
離婚後、毎月いくらくらいの生活費がかかるのか試算してみましょう。シングルマザーになる場合には、児童扶養手当、児童育成手当、住宅手当やひとり親家族等医療費助成等の公的扶助をうけることもできるので、そういった国や自治体の制度についても調べてみましょう。必要な生活費がわかれば、そこから逆算し、離婚時に獲得するであろうお金も加味したうえで、今後の就職先を探したりすることができます。
○就職先を探す
あなたがいま専業主婦である場合、離婚後の生活のため、就職先を事前に検討しておくことが必要です。子供がいる場合には、自身が働いている間の子供の預け先も考えておくことが必要でしょう。
・考えておくべきこと
○居住先
離婚するとなれば、それに伴って転居しなければなりません。また離婚が成立する前であっても、離婚のお話し合いが長期化すれば、その間の同居が精神的にお辛い等の理由で転居を検討なさることになるかもしれません。お引越しといってもそう簡単に物件が見つかるわけではありません。ある程度の目星を事前につけておいた方がいいかもしれません。
○生活費
あなたが離婚を決意したとしても、そこから離婚が成立するまでの間、時間がかかるかもしれません。そのような場合には、婚姻費用をご主人に請求することができます。
○子供のこと
子供のことと言っても考えることはたくさんあります。親権や監護権、養育費や面会交流など、それらについてもご主人と話し合うまでにご自身の主張を固めておくといいでしょう。
・その他
離婚で考えるべきことについて,一通りの検討は必要でしょう